六位一体による地域保健医療の均てん化
~救えるはずの命を救うために~

2-2. ロジックモデル(Logic Model)

ロジックモデルとは

ロジックモデルとは、活動のアウトプット(結果:実施した側に起こること)とアウトカム(成果:対象側に起こること)を図示したものです。アウトカムはしばしばアウトカム指標(患者住民の健康状態などを示す指標)、プロセス指標(医療ケアのサービスの状態を示す指標)によって計測します。アウトプットは主にストラクチャー指標(ヒト・モノ・カネの資源の状態を示す指標)によって表します。アウトプットがアウトカムにもたらした効果がインパクトで、アウトカムに関するアウトカム指標/プロセス指標とアウトプットのストラクチャー指標を比較対照し考察することで把握されます。

図(上)のようにロジックモデルは計画・事業・活動の計画立案と評価の基本的重要要素を網羅的に含んでいます。よって計画を作ったり評価したりする際に、内容をクリアにし、関係者の意思疎通・意見集約の質を高めること、ひいては効果的を生む計画の策定に資するものと考えられます。

実際のアウトカムとアウトプットとの関係はツリー上になることが多いので、図(下)のようなフォーマットを使うのがいいでしょう。今では、自分たちの計画案をロジックモデルの上に置いてから、検討することが広まってきています。

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