大学院生の声
■中島 薫(修士課程在学中)○今年、40余年の医療関連企業での生活を65歳で定年退職しました。定年後の楽しみの一つとして、在職中から興味があった分野を、本学で学ぶことにしました。
○現在は、大学院の修士課程で、「都道府県が策定する予防計画の質を『ロジックモデルを活用した整合性評価』という手法で評価して、その改善点を提言する」という研究に取り組んでいます。先のコロナ禍における国の政策や自治体の対応に不安を抱いたのがきっかけです。
○ゼミでは、指導教官や同僚と議論しながら、「医療政策」や「評価」などの知識を積んでいます。レポートの書き方、スライドの作り方、説明の仕方、修士論文を仕上げるまでの道のりなど、色々なお作法やノウハウも学べます。
○私は、定年退職後に入学しましたが、同期には仕事をしながら学んでいる学生もいます。ジャーナリズム分野の学生との交流や議論は刺激的です。講義やZoomでの有志懇親会で、さまざまなバックグラウンドをお持ちの方との交流も広がっています。今までの自分にプラスアルファしませんか。ぜひ、一緒に学びましょう。
■村田 優美(博士課程在学中)〔大阪府在住〕
○ 20年間高齢者福祉に携わる仕事をしており、現在も継続中です。
○ 「高齢者政策のプログラム評価」に取り組んでいます。
○ 仕事や家のことと並行しながら研究活動もしています。そのため時間の工面が難しいところもありますが、オンラインでの授業やゼミに参加できるので、非常に学びやすい環境だと思います。しかし、オンラインでの学びだけでは物足りないこともあります。そんなときには、研究生で集まったり指導してもらったりしていますので、負担なく継続することができています。
○ときどき研究生や先生と対面できた日には、懇親会でみなさんの活動や仕事の話をしてもらうことも楽しみの一つであり、大きな学びにもなっています。指導してもらっております先生方や研究生たちは志が高く年代もさまざまで、とてもよい刺激を受けています。
■坪田康佑(博士課程在学中) 〔東京都在住〕
○無医地区で訪問看護ステーションなどを経営していましたが、事業承継を機に新たな学問の挑戦として本学に進学しました。現在は、訪問看護ステーションの事業承継・M&Aに関する仕事や看護DXに関する仕事などをしています。
○私の研究は、都道府県が計画する医療計画の在宅医療分野におけるセオリー評価で、ロジックモデルを活用しています。これは、かつて自身で訪問看護ステーションを経営する際、医療計画に疑問を感じた経験から生まれたテーマです。
○ゼミは、教授を筆頭にゼミ生がみんな魅力的です。障がい者福祉や高齢者、感染症対策など多岐にわたる医療福祉政策を各自研究しており、各分野の専門家として、互いに支え合いながら学んでいます。各分野の専門家なので本業に関しても相談ができる仲間でもあります。ゼミが白熱した時などは、保育園のお迎えで先に抜けることもありますが、仲間のサポートを受けながらバランスを取っています。
○子育てが落ち着くまで進学は控えようか悩んでいたのですが、結論から言うと進学してよかったです。物事の情報収集力から分析力や発信力など、力がついたことを実感します。
■鈴木隆子(博士課程在学中)〔群馬県在住〕
○難病で障害のある長男と過ごした4年間を大切に生きるため、ノーマライゼイションを目指して「あったらいいなをカタチに」する福祉活動を38年続けています。創設した社会福祉法人の理事長を2021年に退任し、一般社団法人あったらいいなをカタチにを設立、障害のある子もない子も共に楽しめるサードプレイスを運営しています。
○障害のある人がない人と同じように地域で普通に暮らせるように、障害者福祉計画を当事者参画によるプログラム評価で改善する方法を研究しています。
○ゼミは週1回オンラインで開催されます。研究内容を複数メンバーで確認する必要があるときには合宿と称して、赤坂キャンパスに集まり、集中的に議論すると共に、夜の部(懇親会)で交流を深めています。
○本大学院に入学し、当事者参画の大切さと社会変革をもたらすプログラム評価理論を学びました。これまでの実践を生かし、当事者さんの幸せを願って研究に取り組んでいます。
「2022年度修士課程ベストメンター賞」をいただきました
国際医療福祉大学大学院「2022年度修士課程ベストメンター賞」をいただきました。
(全キャンパスの教員から毎年1人が選定されます)
投票いただいた院生のみなさま、ありがとうございます。
さらに精進してまいります。
・毎週の定例ゼミ
・前期金曜日夜の医療福祉政策ロジックモデル講義、土曜日夜の有志勉強会
・後期金曜日夜の医療福祉政策地域別データ講義、土曜日夜の有志勉強会
・前期水曜日夜のオープンゼミ
ーーなどで、1人ひとりに寄り添った伴走に努めています。
医療福祉ジャーナリズム分野 大学院生募集中
国際医療福祉大学大学院 医療福祉ジャーナリズム分野 院生募集中
http://www.iuhw.ac.jp/daigakuin/faculty/health_welfare/journalism/
ともに学び、ともに保健医療ケアを動かしましょう。
○修士課程・博士課程
いつか大学院で学びたかった方、
論文執筆にチャレンジしたい方、
かねてから抱いていた疑問の解消に取り組みたい方、
これまでの社会人経験をふり返ることで今後の成果を高めたい方、
……それを実現するための取材、研究、発表を行いましょう。
○3つの価値観:(スライド)
1.倫理(哲学、価値観、課題認識、義憤、動機…)に基づき、
2.論理(根拠、論理、因果関係、合理性、データ…)を伴い、
3.物語(体験、情熱、ストーリー、新政策シナリオ…)を訴求する
ーーを兼ね備えた姿を目指します。
○4つの立場:
1.患者、住民、当事者の方
2.医療福祉サービスの提供者(各種専門職、企業スタッフ…)の方
3.政策立案者(行政担当者、研究者…)
4.メディア(ジャーナリスト、報道機関、ライター…)の方
ーーなど、多様な立場の方々が集います。
○7つの手法:(スライド)
1.政策評価ジャーナリズム
2.データジャーナリズム
3.社会変革アクションリサーチ
4.アカデミック・ジャーナリズム
5.ナラティブ・ジャーナリズム
6.組織人類学ジャーナリズム
7.一般ジャーナリズム研究
ーーなどから、自分に合うスタイルを選び、自分の探求したいテーマに取り組めます。
○10のツール:(スライド準備中)
1.イシュー(研究テーマ)抽出シート
2.ロジックモデル(論理構成図)
3.研究目的検討フォーム
4.研究スタンス選択シート
5.研究方法選択シート
6.研究計画書フォーム
7.調査設問抽出シート
8.研究枠組み図フォーム
9.論文スケルトンフォーム
10.パラグラフライティングシート
ーーの10のツールを使い、だれでも無理なく論文を仕上げることができるように伴走します。
○自分に合ったテーマ
・医療福祉現場の課題と解決策の抽出
・患者当事者住民参画、患者学、当事者研究
・患者・医師関係
・情報提供・相談支援のあり方
・医療福祉に関する計画の策定・評価(ロジックモデルと評価指標の考察)
・政策決定プロセス
・ヘルスリテラシー
・データリテラシー
・医療報道に関する検証
・政策検証
・調査報道
・地域医療福祉ジャーナリズム
・医療福祉データジャーナリズム
ーーなど、自分に合ったテーマを探してください。
⇒入学案内・出願手順に関するご案内はこちら。
https://www.iuhw.ac.jp/daigakuin/admission/
⇒⇒お問合せは、
haniokaアットiuhw.ac.jp (アットをマークにして)
まで
乃木坂スクールのご案内
大学・大学院での授業など
□赤坂キャンパス 大学院
・地域医療福祉ジャーナリズム特論
・医療福祉データジャーナリズム特論
・診療記録の活用
・医療福祉ジャーナリズム課題研究指導Ⅰ(修士課程)
・医療福祉ジャーナリズム課題研究指導Ⅱ(修士課程)
・医療福祉ジャーナリズム総合研究指導Ⅰ(博士課程)
・医療福祉ジャーナリズム総合研究指導Ⅱ(データ収集)(博士課程)
・医療福祉ジャーナリズム総合研究指導Ⅲ(博士課程)
・医療福祉ジャーナリズム総合研究指導Ⅳ(データ分析)(博士課程)
・医療福祉ジャーナリズム総合研究指導Ⅴ(論文作成)(博士課程)
・医療福祉経営学研究指導(博士)Ⅰ
・医療福祉経営学研究指導(博士)Ⅱ
・医療福祉経営学研究指導(博士)Ⅲ(論文作成)
ーーなど。
□大田原/成田/小田原/大川キャンパスの学部授業
○現在の担当
・社会保障制度論
・マネジメント論
・マーケティング論
・経営学
・経営学演習
・組織運営管理論
・人事労務管理論
ーーなど。
○これまでの担当
・医療管理論
・メディア論
・経済学基礎1
・経済学基礎2
□非常勤講師
慶應義塾大学 医学部 医療政策・管理学教室 非常勤講師
□非常勤講師
東京医科大学医学部看護学科 非常勤講師