六位一体による地域保健医療の均てん化
~救えるはずの命を救うために~

国際医療福祉大学大学院(院生募集)

乃木坂スクール院生発表会で、それぞれの研究のエッセンスを紹介

2024年6月28日、乃木坂スクールの大学院生発表会にて、
修士・博士の大学院生10人が、自分の研究を紹介しました。
各人のプロフィールは下の「大学院生の声」コラムをご覧ください。
当日の演題リスト
発表後の集合写真

お気軽にお問い合わせをください

ご相談は随時、受け付けています。ご連絡ください。


◇課程
・修士コースと博士コースがあります。

◇どこからでも
・修士課程、博士課程とも、社会人向けのカリキュラムですので、遠隔地からも参加できます。東北、近畿、九州、海外などの遠隔地から、多数参加され修了されています。

◇どんな立場でも
・専門職の方:現場での感じる疑問について研究してみましょう。
・政策立案者の方:技官、行政保健師の方など、政策の立案評価について研究してみましょう。
・メディアの方:医療福祉政策の調査報道、医療福祉の地域別データに関するデータジャーナリズムの力を付けましょう。
・患者・住民・支援者の方:疾病・健康構造に関する地域診断力を付け、地域の当時者の健康・QOL・尊厳の維持・向上に活用しましょう。

◇学際的アプローチ
・専門職、政策立案者、メディア、患者の立場の方々が参加し、学際的な研究を行っています。

◇多様な研究対象分野
・がん対策
・医療計画における12分野(がん、脳卒中、心疾患、糖尿病、精神疾患、救急医療、へき地医療、災害医療、周産期医療、小児医療、新興感染症対策、在宅医療)
・高齢者福祉対策、介護計画、認知症政策
・健康増進計画(歯科口腔健康対策、食育計画…)
・障害福祉対策
・科学技術政策
・・・など

◇手法例
・政策研究
・データジャーナリズム
・ライフストーリー分析
・テキストデータマイニング
・調査報道
・アカデミック・ジャーナリズム
・・・など

◇こんな研究をやりませんか?
 現在、ロジックモデルと指標の研究を重点領域としています。2024年春から、次のような研究テーマが“旬“となります。一緒に取り組んでみませんか。

・2024年4月に47都道府県で実施された新・がん対策推進計画の質をロジックモデルを活用して分析
 ーー上記を予防、医療提供、緩和ケア、相談支援、就労支援などの特定分野に絞って分析
・2024年4月に47都道府県で実施された新・医療計画の質をロジックモデルを活用して分析
 ーー上記を12分野(脳卒中、心疾患、精神疾患、救急医療、災害医療、周産期医療、小児医療…)のいずれかに絞って分析
・2024年4月に47都道府県で実施された新・循環器病対策計画の質をロジックモデルを活用して分析
・健康増進計画のあるべき姿のロジックモデルを作成
・こども家庭庁政策のあるべき姿のロジックモデルを作成
・厚生労働省の政策評価報告書のロジックモデルによる検証・評価
・47都道府県の地域医療介護総合確保基金の事後評価書に関してロジックモデルを活用して検証・評価(関心分野に関して)
・アレルギー対策基本計画の進捗管理・評価のためのロジックモデルを作成
・科学技術基本計画の進捗管理・評価のためのロジックモデル化を作成
・行政計画のロジックモデルに対応する指標策定プロセスのあり方に関する研究
*上記の各分野に関してロジックモデルに対応したデータセットに関する分析も重要な研究テーマとなります。
★上記のようなテーマに取り組んでみたい方は、ご相談ください。

◇参考サイト
・ロジックモデルに関する講義等
 https://www.hanioka.org/cont1/main.html
・ロジックモデルの指標に関する講義等
 https://www.hanioka.org/cont10/main.html
・ロジックモデルの指標データの可視化サイト
 https://public.tableau.com/app/profile/ken.hanioka/vizzes#!/

◇教員のプロフィール
・略歴
 https://www.hanioka.org/cont2/17.html
・リサーチマップ
 https://researchmap.jp/ken_hanioka/

◇大学院進学に関するご相談

・随時、ご連絡ください。
 haniokaアットiuhw.ac.jp まで
 (アットを@に置き換え) 

大学院生の声

■中島 薫(修士課程在学中)
○今年、40余年の医療関連企業での生活を65歳で定年退職しました。定年後の楽しみの一つとして、在職中から興味があった分野を、本学で学ぶことにしました。
○現在は、大学院の修士課程で、「都道府県が策定する予防計画の質を『ロジックモデルを活用した整合性評価』という手法で評価して、その改善点を提言する」という研究に取り組んでいます。先のコロナ禍における国の政策や自治体の対応に不安を抱いたのがきっかけです。
○ゼミでは、指導教官や同僚と議論しながら、「医療政策」や「評価」などの知識を積んでいます。レポートの書き方、スライドの作り方、説明の仕方、修士論文を仕上げるまでの道のりなど、色々なお作法やノウハウも学べます。
○私は、定年退職後に入学しましたが、同期には仕事をしながら学んでいる学生もいます。ジャーナリズム分野の学生との交流や議論は刺激的です。講義やZoomでの有志懇親会で、さまざまなバックグラウンドをお持ちの方との交流も広がっています。今までの自分にプラスアルファしませんか。ぜひ、一緒に学びましょう。

■村田 優美(博士課程在学中)〔大阪府在住〕
○ 20年間高齢者福祉に携わる仕事をしており、現在も継続中です。
○ 「高齢者政策のプログラム評価」に取り組んでいます。
○ 仕事や家のことと並行しながら研究活動もしています。そのため時間の工面が難しいところもありますが、オンラインでの授業やゼミに参加できるので、非常に学びやすい環境だと思います。しかし、オンラインでの学びだけでは物足りないこともあります。そんなときには、研究生で集まったり指導してもらったりしていますので、負担なく継続することができています。
○ときどき研究生や先生と対面できた日には、懇親会でみなさんの活動や仕事の話をしてもらうことも楽しみの一つであり、大きな学びにもなっています。指導してもらっております先生方や研究生たちは志が高く年代もさまざまで、とてもよい刺激を受けています。

■坪田 康佑(博士課程在学中)〔東京都在住〕
○無医地区で訪問看護ステーションなどを経営していましたが、事業承継を機に新たな学問の挑戦として本学に進学しました。現在は、訪問看護ステーションの事業承継・M&Aに関する仕事や看護DXに関する仕事などをしています。
○私の研究は、都道府県が計画する医療計画の在宅医療分野におけるセオリー評価で、ロジックモデルを活用しています。これは、かつて自身で訪問看護ステーションを経営する際、医療計画に疑問を感じた経験から生まれたテーマです。
○ゼミは、教授を筆頭にゼミ生がみんな魅力的です。障がい者福祉や高齢者、感染症対策など多岐にわたる医療福祉政策を各自研究しており、各分野の専門家として、互いに支え合いながら学んでいます。各分野の専門家なので本業に関しても相談ができる仲間でもあります。ゼミが白熱した時などは、保育園のお迎えで先に抜けることもありますが、仲間のサポートを受けながらバランスを取っています。
○子育てが落ち着くまで進学は控えようか悩んでいたのですが、結論から言うと進学してよかったです。物事の情報収集力から分析力や発信力など、力がついたことを実感します。

■鈴木 隆子(博士課程在学中)〔群馬県在住〕
○難病で障害のある長男と過ごした4年間を大切に生きるため、ノーマライゼイションを目指して「あったらいいなをカタチに」する福祉活動を38年続けています。創設した社会福祉法人の理事長を2021年に退任し、一般社団法人あったらいいなをカタチにを設立、障害のある子もない子も共に楽しめるサードプレイスを運営しています。
○障害のある人がない人と同じように地域で普通に暮らせるように、障害者福祉計画を当事者参画によるプログラム評価で改善する方法を研究しています。
○ゼミは週1回オンラインで開催されます。研究内容を複数メンバーで確認する必要があるときには合宿と称して、赤坂キャンパスに集まり、集中的に議論すると共に、夜の部(懇親会)で交流を深めています。
○本大学院に入学し、当事者参画の大切さと社会変革をもたらすプログラム評価理論を学びました。これまでの実践を生かし、当事者さんの幸せを願って研究に取り組んでいます。

■楠田 文里(博士課程在学中)〔東京都在住〕
〇薬学部を卒業後、製薬会社に勤務しています。営業職からスタートし、近年は医療政策・地域医療関連の業務に就いています。自身のキャリア形成のために、医療政策関連の知識を補い、広い視点で仕事に貢献したいという思いから大学院に入学しました。
〇研究テーマは、「都道府県がん計画の改善点を明らかにし、がん医療の均てん化を目指すこと」です。主に「ロジックモデル」や「プログラム評価理論」を学びながら、日々探索しています。研究過程は苦労が多いですが、新発見も多く、楽しみながら自分のペースで進めています。
〇ゼミは週に1回、研究の進捗共有やピアレビュー中心に開催されます。この他にもオープンゼミやミニ勉強会など、学ぶ機会がたくさんあります。ゼミはウェブ開催であり、slack等を活用したタイムリーな意見交換や情報共有も活発ですので、日本全国から参加できます。
〇仕事をしながら研究ができるのか本当に悩みましたが、研究そのものだけでなく、多くの仲間とともに学べることが価値のあることだと、今は感じています。

■若林 圭亮(博士課程在学中)〔東京都在住〕
〇30年間にわたり医療関連企業で業務をしており、現在も製薬企業に勤務しながら大学院生と二足のわらじをはいた生活を送っています。
〇これまでの民間企業における勤務経験を通じて、「医療に関する地域格差」に興味・関心があります。これらについて深く学びたい、探りたい、気づきたい、提言したいとの思いから本学の修士課程に入学しました。現在は、博士課程で「都道府県における医療計画の質」についてプログラム評価を用いながら研究活動を行っています。
〇毎週実施されるゼミでは、参加者が相互尊重のもと、互いの研究についてピアレビューを行っています。ときには自分だけで悩んでいた内容が、仲間からのアドバイスで解決することも多く、さらに研究を進めるうえでのモチベーションアップにもつながっています。また、たくさんの話に花が咲く、埴岡先生をまじえたゼミ生メンバー同士の対面懇親会などの楽しい時間も魅力的です。
〇大学院在学中の毎日は、これまで自分の知らなかった世界を発見できることが多く、そのことが日常生活においても良い刺激となっています。

■岩本 進(修士課程在学中)〔北海道在住〕

○新聞記者です。長年、医療や健康、生と死などをテーマに道内や全国を取材し発信しています。道内のがん患者会活動の支援、移植医療や骨髄バンクの普及推進の支援にも携わっています。
○今春、入学しました。北海道は、がんの死亡率が都道府県の中でとても高い。研究は、がんの予防、特に早期で発見する検診の分野で、ロジックモデルを活用し地域間格差の要因などを明らかにしたいと考えています。全国どこでもがんが早期で発見でき、死亡率が等しく減少する社会の実現が目標です
○毎週のゼミはオンラインで開かれます。北海道から沖縄県まで各地にいる仲間が、熱い議論を重ね、ロジックモデルや政策、評価や研究の方法などを学んでいます。このほか講義、オープンゼミ、懇親会、ワーク勉強会があり、週に何度も共に学ぶ機会があります。
○修士1年生5人は全員、仕事をしながら学んでいます。子育て中の方もいます。大学院との両立は正直、ハードです。でも、ゼミ生はみんな「医療や福祉をよくしたい、動かしたい」という熱い思いを持っています。共通の志と仲間の存在が原動力になっています。

■長浜 麻紀子(修士課程在学中)〔沖縄県在住〕
◯地方公務員です。これまでにさまざまな部署を渡り歩いてきましたが、医療部門での業務遂行が一番困難で、かつやりがいがあったことから、医療という分野に興味を持つようになりました。
◯当時は地域医療構想を策定し、また別の部署へ異動となりました。その後、一緒に構想をつくり上げた先輩がロジックモデルを活用することでこれまでの医療計画を一新させたことから、私もその後を引き継ぎ実効性ある計画をつくっていきたいと考えました。そのスキルを身につけるため、この4月に大学院に入学しました。
◯私は沖縄県在住です。日々の講義やゼミはウェブで参加しております。研究課題は「医療計画のあるべき進捗評価の手法を提示すること」です。指導教授の埴岡先生には本当に細やかなご指導をいただき、日々、たくさんの気づきと、知識が積み重ねられている実感があります。
◯ゼミの仲間も全国からさまざまな職業、目的を持ったメンバーが集まり、毎週末のゼミではお互いの研究内容についてピアレビューを行っています。常に的確な質問をする先輩を見ては尊敬の念を抱き、同期の熱い想いを聞いては感心し、多くの刺激を受けています。
◯仕事、子育てとの両立は確かにハードで入学するときは不安もありましたが、それを補って余りある充実感と楽しさがあります。大学院という新たな世界に足を踏み入れてよかったと今は感じています。こらからも、日々、仲間とともに成長を続けていきたいと思います。

「2022年度修士課程ベストメンター賞」をいただきました

国際医療福祉大学大学院「2022年度修士課程ベストメンター賞」をいただきました。
(全キャンパスの教員から毎年1人が選定されます)
投票いただいた院生のみなさま、ありがとうございます。
さらに精進してまいります。

・毎週の定例ゼミ
・前期金曜日夜の医療福祉政策ロジックモデル講義、土曜日夜の有志勉強会
・後期金曜日夜の医療福祉政策地域別データ講義、土曜日夜の有志勉強会
・前期水曜日夜のオープンゼミ
ーーなどで、1人ひとりに寄り添った伴走に努めています。

医療福祉ジャーナリズム分野 大学院生募集中

国際医療福祉大学大学院  医療福祉ジャーナリズム分野 院生募集中

http://www.iuhw.ac.jp/daigakuin/faculty/health_welfare/journalism/
ともに学び、ともに保健医療ケアを動かしましょう。

○修士課程・博士課程

いつか大学院で学びたかった方、
論文執筆にチャレンジしたい方、
かねてから抱いていた疑問の解消に取り組みたい方、
これまでの社会人経験をふり返ることで今後の成果を高めたい方、

……それを実現するための取材、研究、発表を行いましょう。

○3つの価値観:(スライド
1.倫理(哲学、価値観、課題認識、義憤、動機…)に基づき、
2.論理(根拠、論理、因果関係、合理性、データ…)を伴い、
3.物語(体験、情熱、ストーリー、新政策シナリオ…)を訴求する
ーーを兼ね備えた姿を目指します。

○4つの立場:
1.患者、住民、当事者の方
2.医療福祉サービスの提供者(各種専門職、企業スタッフ…)の方
3.政策立案者(行政担当者、研究者…)
4.メディア(ジャーナリスト、報道機関、ライター…)の方
ーーなど、多様な立場の方々が集います。
 

○7つの手法:(スライド)
1.政策評価ジャーナリズム
2.データジャーナリズム
3.社会変革アクションリサーチ
4.アカデミック・ジャーナリズム
5.ナラティブ・ジャーナリズム
6.組織人類学ジャーナリズム
7.一般ジャーナリズム研究
ーーなどから、自分に合うスタイルを選び、自分の探求したいテーマに取り組めます。

○10のツール:(スライド準備中)
1.イシュー(研究テーマ)抽出シート
2.ロジックモデル(論理構成図)
3.研究目的検討フォーム
4.研究スタンス選択シート
5.研究方法選択シート
6.研究計画書フォーム
7.調査設問抽出シート
8.研究枠組み図フォーム
9.論文スケルトンフォーム
10.パラグラフライティングシート
ーーの10のツールを使い、だれでも無理なく論文を仕上げることができるように伴走します。

○自分に合ったテーマ
・医療福祉現場の課題と解決策の抽出
・患者当事者住民参画、患者学、当事者研究
・患者・医師関係
・情報提供・相談支援のあり方
・医療福祉に関する計画の策定・評価(ロジックモデルと評価指標の考察)
・政策決定プロセス
・ヘルスリテラシー
・データリテラシー
・医療報道に関する検証
・政策検証
・調査報道
・地域医療福祉ジャーナリズム
・医療福祉データジャーナリズム
ーーなど、自分に合ったテーマを探してください。

⇒入学案内・出願手順に関するご案内はこちら。
https://www.iuhw.ac.jp/daigakuin/admission/

⇒⇒お問合せは、
haniokaアットiuhw.ac.jp (アットをマークにして)
まで

乃木坂スクールのご案内

乃木坂スクールは、国際医療福祉大学大学院の社会人向け生涯学習講座です。

ご興味ある方、ご参加ください。

 

◎毎年度上期
「医療計画とがん計画」シリーズ
https://www.hanioka.org/cont1/main.html

◎毎年度下期
地域医療ビッグデータ入門シリーズ
https://www.hanioka.org/cont10/main.html

大学・大学院での授業など

□赤坂キャンパス 大学院
・地域医療福祉ジャーナリズム特論
・医療福祉データジャーナリズム特論
・診療記録の活用
・医療福祉ジャーナリズム課題研究指導Ⅰ(修士課程)
・医療福祉ジャーナリズム課題研究指導Ⅱ(修士課程)
・医療福祉ジャーナリズム総合研究指導Ⅰ(博士課程)
・医療福祉ジャーナリズム総合研究指導Ⅱ(データ収集)(博士課程)
・医療福祉ジャーナリズム総合研究指導Ⅲ(博士課程)
・医療福祉ジャーナリズム総合研究指導Ⅳ(データ分析)(博士課程)
・医療福祉ジャーナリズム総合研究指導Ⅴ(論文作成)(博士課程)
・医療福祉経営学研究指導(博士)Ⅰ
・医療福祉経営学研究指導(博士)Ⅱ
・医療福祉経営学研究指導(博士)Ⅲ(論文作成)
ーーなど。

□大田原/成田/小田原/大川キャンパスの学部授業
○現在の担当
・社会保障制度論
・マネジメント論
・マーケティング論
・経営学
・経営学演習
・組織運営管理論
・人事労務管理論
ーーなど。
○これまでの担当
・医療管理論
・メディア論
・経済学基礎1
・経済学基礎2

□非常勤講師
慶應義塾大学 医学部 医療政策・管理学教室 非常勤講師

□非常勤講師
東京医科大学医学部看護学科 非常勤講師

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